ロングウッドハウス ナポレオンが1815年12月から亡くなる1821年5月まで住んだ屋敷
ナポレオンの墓 遺骨は1840年に当時のフランス国王ルイ・フィリップの命令によりフランスに移送されました
店主、憧れのコーヒーです。今回、3年ぶりに入荷しました。品質も良いということなので、いつも、かな振りだったので、今回は到着前に買ってしまいました。大枚はたいての買い物でしたが、迷いはありませんでした。 高価なコーヒーには、いくつかタイプがあります。最近は、カップ・オブ・エクセレンスなどに見られるように、カッビング・コンペティションなどで評価された農園が、オークションで、パナマ、エスメラルダ農園のゲイシャ種のように、とんでもない価格がついたりします。味への憧れでしょうか? そして、こんなものもあります。コピ・ルアックです。希少価値の中でもとびっきりのキワモノでしょう?ジャコウネコのウンチコーヒーです。ジャコウネコの分泌物から採れる香料は、シャネルの香水にブレンドされているそうです。そんなことが、ヨーロッパ人に人気があるのかもしれません?こちらも、両方の目が飛びたすくらいの価格です。 そして、このセントヘレナ島です。コーヒーのロマンと謎、そして味の歴史が詰まったコーヒーを知る時、誰もが憧れて一度は飲みたいと、恋焦がれるコーヒーです。これが世界で一番高い?かもしれません。ナポレオンが飲んだコーヒー!セントヘレナ島に幽閉され、最期を遂げたナポレオンが絶賛したといわれるコーヒーです。大西洋の絶海の孤島だからこそ、その時代を引き継ぐブルボン種が残っています。ブルボン種は、フランス領のインド洋に浮かぶブルボン島に、イエメンからの苗木の突然変異が始まりです。それが、アフリカを挟んで、同じ時期に、インド洋、大西洋と正反対の位置の、セントへレナ島にコーヒーが持ち込まれたのは1733年、東インド会社所有の船「ホートン号」に乗ったフィリップ船長がイエメンのモカ港からブルボン種を持ち込んだとあります。この二つの島のブルボンは、何故か?味が異なるのです。コーヒー伝播の謎とロマンの香りです。これまで世界のほんのひと握りのコーヒーマニアの間で知られていました。非常に繊細で収穫に気を使う豆ですが、この豆の持つ個性は類まれなるものです。大西洋に浮かぶ絶海の孤島という地理的条件に加え、南東貿易風の通り道という環境がすばらしい味を作り上げます。認証こそ取っていないものの、使用している肥料は全てオーガニックのものです。精製方法は水洗式で、島の湧き水を利用しています。セントヘレナ島ブルボンは、歴史を紐解けば、1851年に開催の第一回ロンドン万国博覧会のクリスタルパレスでプレミアアワード(最高賞)を受賞しています。昔はバンブーヘッジ農園と呼ばれています。そのブルボンは、絶海の孤島だったからこそ、今に蘇ります。次に飲める日は?約束ができない!そんな、コーヒー最高のロマンの味、このブルボン種を飲まずして、コーヒーを語るなかれ!!! ■焙煎度合い 深煎り フルシティロースト 抽出:粗挽 90度/85度 3分/3分30秒 ■生産国 イギリス セントヘレナ島 ■産地 サンディー・ベイ渓谷 ■農園 サンディー・ベイ農園 島南部の歴史ある農園バンブーヘッジを再生。微気候のため、標高1000メートル以上に匹敵。年間降水量3000ミリ。4ヶ月かけて天日乾燥させる。 ■精製過程 フルウォッシュド、ナチュラルファーメンテーション ■品種 ブルボン種 ■クロップ 2010/2011 生産量/525kg ■空輸2011/5 日本国内/325kg 注文 伝説のブルボン種 セントヘレナ島 サンディー・ベイ農園